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あの日の約束、愛娘との誓い。 [人気記事]

あの日・・・

空.jpg

あの日から6年。



心の時計は少しずつ動き始めているが、この時期だけは、どうしても色々思い出す。当時のような悲しみや苦しみに陥ることはないが、虚無感だけはどうしても消えない。



愛娘の誕生日、予約していたバースデーケーキを受け取りに行った。その時、「おめでとうございます!」と店員さんに祝福され、並んでいたお客様は微笑ましく私を見ていた。軽くお辞儀をして店を出たが、嬉しいはずの愛娘の誕生日なのに一気に寂しい気持ちになった。



頭の中では、「今年はどんなケーキを買おうかな?」「6歳の女の子はどんな物が欲しいのかな?」とずっと考えていた。愛娘はもういないはずなのに、なぜか愛娘のことを考えるだけでニヤニヤしてしまう。



だけど、バースデーケーキを受け取ってから自分の気持ちを誤魔化せなくなっていた。どんなに時間が経過しても、愛娘との思い出は消えることはない。



私は新生児仮死で産まれたばかりの我が子に誓った。「何があっても見捨てない。」「絶対守り続けるから…」どんな事情があるにせよ、私は愛娘の未来を奪ってしまった。その責任は一生背負いながら生きようと思っている。



『親として初めて見た我が子の姿、あの日の約束を忘れるわけにはいかない。』


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『神様なんかいない!』救急車を見るたび、「あの日」を思い出す。 [人気記事]

前回の続きです・・・

未明の救急搬送!



私は娘が生まれた「あの日」まで、
無茶さえしなければ、子どもは無事に生まれると思っていた。



元気で健康な赤ちゃんを産むために、
妻は食べたい物を我慢し、母体に良いことは積極的に取り入れた。



出産予定日前の定期健診で、血圧が少し高く、
妊娠中毒症の恐れがあったので、念のため管理入院もした。



妊娠中の10ヶ月、タバコやお酒を摂取するどころか、
匂いのする場所にさえ近づかない徹底ぶりだった。



『でも、娘は重度の新生児仮死で生まれてしまった・・・。』



だけど、私は信じていた。
きっと、亡くなった母が「まだ早いよ!」って、娘を追い返してくれる。



人の幸せは平等だから、
私の運と幸せは、娘を助けるために残していたんだと・・・。



『娘が札幌の病院に搬送されるのは、助かるために行くんだ!』



私が不安な顔をしたら、妻はもっと不安になる・・・

暗い顔をするのはやめよう・・・

元気になった娘を連れて、妻の元へ帰ろう・・・



そう心に決めて、妻に会いに行った。
ナースステーションの前に、ストレッチャーに乗せられたままの妻がいた。



私を発見した妻は、一瞬、安堵の表情を浮かべたが、
私の顔を見て娘のことを悟ったようだった・・・。



ついさっきまで、
大量の出血で命の危険性があった妻が、私の腕を掴んで言った。



『私のことは気にしないで、赤ちゃんのことをお願い!』



まだ力が入らない手で、必死に私の腕を掴んでいた。
掴むのもやっとの握力で、少し妻の手は震えているようだった・・・。



僅かな時間だったが、
娘に対する妻への想いは、心が痛いほど私に伝わってきた。
あの時の妻の不安そうな顔と私の左腕の感触は、今でもはっきりと憶えている。



私はどうしても、娘を助けたかった・・・。

娘のことが大切だったという気持ちだけではない・・・。



きっと娘に何かあったら、妻は自分を必要以上に責め、
つぶれてしまうのではないか?と思った。



救急車が到着し、私も同乗しようと思ったが、
何かあった時に身動きが取れるように、自家用車で後ろをついて行った。



少しずつ離れていく救急車を見て、
娘が私たちからいなくなるような気がした・・・。



あの時、私は思った・・・。
『神様なんかいない!』



その気持ちは今でも変わらないし、
前を走る救急車を見ると、この時のことを思い出してしまう・・・。



続く・・・






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天使パパのブログ!管理人こうきが選ぶ記事第1位は、『未明の救急搬送!』 [人気記事]

この記事もそこそこPV数がありましたが、ランキング外でした。
個人的には、一番思い入れが強い記事です!

未明の救急搬送!



私たち家族にとっても・・・

私自身にとっても・・・

最愛の娘にとっても・・・



人生最大の試練を迎えた日ではないでしょうか?
私にとっては、一生忘れることのできない特別な日です。



妊娠をしてからの10ヶ月、お腹の中で娘を守り続けた妻。
私はそんな妻のサポートしか出来ませんでした・・・。



だけど、この日からは違いました。
娘と妻は引き離され、生まれたばかりの我が子は、
札幌市内の病院へ搬送されることになったのです・・・。



入院先の病院から一歩も動くことが出来ない妻・・・。
娘の命は時間との闘いです・・・。



娘を助ける為に、急な選択をしなければならない時が必ず来る。
妻や家族に相談する時間さえ、私に与えてくれないかも知れない。
娘の命と家族の未来が、私にのしかかった瞬間でした・・・。



俺がしっかりしないと・・・

俺しか、俺しかいないんだ!



私ひとりの決断で、娘の命も家族の未来も変わってしまうと考えたら、
その責任の重さに押し潰されそうになった・・・。
その頃の私は、父親としてもひとりの人間としても、まだまだ未熟だった。



でも、自分の力で呼吸が出来ず、
手動式人工呼吸器で生かされている娘を見た時、
今までの不安や恐怖が一瞬で消えた。



『娘はまだ生きている!』



しかし、同時に医師に対して憤りを覚えた。
生まれたばかりの娘は、医師の右手ひとつで生かされている。
何だか、娘の命が雑に扱われている気分だった・・・。



娘の現状を説明しながら、右手を動かす医師。
私が質問をすると、僅かだが医師の右手が止まる・・・。
そこが気になって、質問の答えもまともに頭に入らなかった。



『右手はちゃんと動かせよ!』



と、何度言いかけたことか・・・。

何より、我々は最善を尽くした・・・

この病院では、もう何もできない・・・



そんな医師のやりきった感に、私は複雑な気持ちだった。
そもそも、娘を瀕死の状態に追いやったのは、
紛れもなく、この病院の医師たちなのだから・・・。



妻も大量の出血で命の危険にさらされていた。
そんな状況だったこともあり、娘の現状を妻は知らなかった。



ただ、朦朧とした意識の中でも、
娘の産声が聞こえなかったことに不安を抱いていた。
さすが、娘の母親だ・・・。



娘の命が危ないこと・・・

娘を命懸けで産んでくれた妻・・・

その一方で私は娘に対して、今まで何か出来ただろうか・・・



ホント、男って無力なんだな、と心底感じた瞬間だった。
だから、娘が産まれ天使になるまでの5日間は、
命懸けで家族を守ろうと思った・・・。



続く・・・



p.s.
昨日はひな祭りでしたね!
私も娘にケーキを買いに行って来ましたが、
楽しそうにケーキを選ぶ子どもを見て、少し寂しい気持ちになりました。
何年経っても、同じくらいの歳の子を見たら、辛いかも知れませんね。
特に昨日のような特別な日は・・・。

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人気記事ランキング第1位は、『妊娠初期の吐き気とちくちくした腹痛!』 [人気記事]

天使パパのブログ!人気記事ランキング!第1位は・・・、

妊娠初期の吐き気とちくちくした腹痛!



天使パパのブログ!で度々書いていますが、
『自分たちに限って・・・、まさか・・・。』



こんな危機感がない人に対して、恐怖を感じると私は言っています。
この記事を読み返して、改めて思いました。
『当時の私です・・・。』



私自身が書いた記事ですが、読んで恥ずかしくなりました。
これまでに書いた記事を、読み返せば読み返すほど思うことですが、
甘かった過去の自分に対して、後悔や自責の念にかられます・・・。



「今」という時間を大切にせず、未来の家庭像ばかりを思い描いていました。
理想を現実にする為に、私なりに頑張っていたつもりでしたが、
独りよがりと言うか、間違いだったのかも知れませんね・・・。



私は、娘が生まれてからのことばかりを夢見ていました。
『妊娠したら、子どもは産まれてくると思っていました・・・。』



そんな甘い考えでした。
妊娠中の妻を支える夫としては、それなりにやっていたと思いますが、
もっと、もっと出来たはず・・・。



男性は妊娠や出産はできません。
生理痛や悪阻、陣痛・分娩の痛みも男性には分かりません。



男性は女性の代わりができないからこそ、
妻の視点で物事を柔軟に考え、支える気持ちが大切だと思います。



炊事や洗濯などの家事全般だったり、
バリバリ働いてお金を稼ぐことも、そのひとつです。



肉体面・精神面でのゆとりを持って、
出産できる環境を夫は作らないとダメだと思っていました。
でも、少し違ったのかも知れませんね・・・。



だけど、ほんの少しでも理解してくれると幸いなのですが、
口には出さなくても、夫には夫のプレッシャーや重圧があります。
それ以上に頑張っている妻を側で見ているので、夫は弱音を吐きません。



自分の身体ではないからこそ、必要以上に不安な気持ちになることもあります。
仕事などで一緒に居られない日は特に・・・。



何かあった時、迅速に行動できるように先のことを考えてしまい、
目先の小さな問題を見落としてしまうこともありました。
本来考えなければならないのは、「今」という時間なんですけどね・・・。



何回か出産を経験していれば、要領よく出来るのかも知れませんが、
初めての時はうまくいかないこともあります。



どんな夫婦や家族でも・・・、

どんな医師や病院でも・・・、

妊娠中にいくつかの困難があっても・・・、



最終的に無事な出産を終えることができれば、
『家族の支えと子どもの強い生命力で、この試練を乗り越えました!』



こんな感動的な言葉も言えますが、私のように子どもを失ってしまったら、
妊娠中の過程が順調だったとしても、言葉は全く出ないでしょう・・・。



当時、妻が最初に通院していた病院は、地元でも評判は良くありませんでした。
産まれたばかりの赤ちゃんを落とされたなど、批評ばかりが耳に入る病院です。
しかし、地元には信頼のできる産婦人科のある総合病院はありません。



私は自分と同じ思いをして欲しくないので、妊娠した友人にやんわりと伝えても、
『そんなの稀でしょ?』



このように、自分は大丈夫と何も気にせず通院する人もいます。
何も問題が起きなければ、アットホームで良い病院だと思うかも知れませんが、
急なトラブルに見舞われた時、あの病院では対応仕切れません。



病院設備の不十分さもありますが、何より、
医師と看護師のスキルが高いとは言えないからです・・・。



妻が救急車で搬送された時、
医師 『産婦人科じゃないよ。笑 腹痛は内科だよ!』

看護師 『大袈裟だね~。苦笑』



数日前、この病院で妊婦健診を受診したばかりで、
その頃から兆候があったはずだと、別の病院の医師に言われました。



そんなに我慢をしていたんだな、と思うと、
妻に対して、本当に申し訳ないという気持ちしかありません。
自分の先入観で、必要以上に苦しめてしまった訳ですから・・・。



自分の未来を築くのも・・・

自分の未来を潰すのも・・・

全ては自分次第です。



その場の感情だけで行動をすると、間違った選択をしてしまう恐れがあります。
今は窮地に立たされた時こそ、一呼吸を置いて冷静に考えるように心掛けています。



どんなに頑張っても過去に戻ることは出来ません。
自分が犯してしまった過ちからも逃げてはいけません。
逃げたら、ずっと心に引きずったままの人生を歩むことになります。



だから、私はとことん娘の死と向き合い、自分の人生を捧げる覚悟です。
それが、私たちの使命ではないでしょうか?



p.s.
人気記事ランキング1位の更新に時間がかかってしまい申し訳ございません。
多忙だったこともありますが、この記事のことを思い出すと胸が苦しくなり、
なかなか手が進みませんでした。
全てはここから始まったと思うと、感慨深いものがありますね・・・。



人気記事ランキング第2位は、『子どもの死、天使になった娘と希望を失くした家族!』 [人気記事]

天使パパのブログ!人気記事ランキング!第2位は・・・、

子どもの死、天使になった娘と希望を失くした家族!



『当時のことは、今でもはっきりと憶えています・・・。』



あの日の昼間も、娘の病院にいました。
72時間の脳低体温療法を終え、徐々に体温を戻しているところでした。



医師からの説明で、体温を戻している時に何も起きなければ、
脳への後遺症が最低限で抑えられた可能性が高いと言われていたので、
何も起きないことを願っていました。



つまり・・・、
『娘の命は助かるということです!』



しかし、私たちがNICUに入室しようとした時、
娘に何らかのトラブルが発生し、すぐに会うことができませんでした。


私たちがNICUにいる時には、娘の容体に変化はなく、
体温を戻し始めてから数時間が経過していたこともあり、
希望の光が見えかけていた頃でした・・・。



『あともう少しだよ!頑張ろうね!』

『のんのんガンバレ!のんのんガンバレ!』



と娘に語りかけながら、小さな手を握りしめていました。
夕方から仕事だったことや病院の面会時間が終わることなどから、
16時過ぎに病院を後にし、妻を入院先の病院へ送りました。



その後、少し遅れて会社に出勤し、
職場のロッカールームで着替えていると、携帯電話が鳴りました・・・。


特にその日は、朝から携帯電話の着信音にはビクビクさせられていたので、
病院からの着信を確認した時は、通話ボタンを押すのが恐怖でした。



担当医から、
『娘さんの容体が急変しました、今夜が山場でしょう・・・。』

『分かりました!すぐに向かいます!』



その時は力強く答えることができましたが、妻の声を聞いた時は、
妻に申し訳ない気持ちと自分の無力さに言葉が出ませんでした・・・。



自分の人生の中で、後にも先にも、
こんなに悔しい、悔し涙は経験したことがありません・・・。



しかし、まだ娘の命の炎は消えたわけではない!
どんな状況下でも、希望を失うような言葉は絶対に言いたくありませんでした・・・。



私が動揺をしてはいけない!
色々な感情をグッと抑え、妻に娘の急変を伝えました。
『でも、今思えば、私が一番動揺をしていたのかも知れません・・・。』



娘の病院へ向かう車中、
『落ち着こう!ここで私たちが事故にあったら、元も子もないよ!』

『今日何も食べてないんでしょ?コンビニ寄ろう、ねっ!』



妻は冷静でした・・・。
娘の病院に到着して、医師の口から娘は長くないと聞いた時は、
まだ奇跡は絶対に起きると口では言っていたけど、
本当は頭の片隅で娘の死を考えていました。



口に出したら、医師も娘の治療を止めてしまうと思ったし、
私たち家族が希望を失った時、どうなってしまうのだろう?と考えたら、
急に怖くなりました。



妊娠安定期に入ってから、娘の誕生を家族は楽しみにし、
マタニティ用品を揃える為に、あちこち出歩いたことを思い出しました。



妻や家族が娘に対して、
『ありがとう!頑張ったね!』



と感謝の気持ちを伝える最中、私は娘や妻、
家族に対して、何ひとつ気の効いた言葉を言えませんでした・・・。
『そう、私は生ける屍でした。』



人気記事ランキング第3位は、『重症新生児仮死により予後不良と診断!』 [人気記事]

天使パパのブログ!人気記事ランキング!第3位は・・・、

『重症新生児仮死により予後不良と診断!』



この記事を読み返して、改めて感じました・・・。
人の記憶って、すごく曖昧でいい加減なモノなんだな・・・と。



決して忘れている訳ではないですが、
『極度に辛い出来事があると脳は自分を守るために記憶を消そうとする。』



こんな話を聞いたことがありませんか?
この脳の自己防衛本能がうつ病を引き起こしていると言われるくらいです。



娘のことは何ひとつ忘れていないつもりでも、
医師に対しての不信感だったり、当時の熱い気持ちは消えかけていました。



医師に対しての不信感というのは、助からないであろう命よりも、
助かる見込みのある命を最優先にし、娘の治療を諦めてしまうのではないか?



私が医師の言いなりになったり、少しでも諦めてしまったら、
娘の命は見切られてしまう・・・。



だから絶対に目は逸らさず医師の話を真剣に聞きましたし、
素人的な意見だけではなく、医学的な難しい質問をするように心がけました。



僅かな可能性があるならば、絶対に諦めて欲しくなかったし、
娘をモルモットのように扱うことは許せなかったからです。



少しでも落度があれば、いつだって医療訴訟を提起するぞ!
私たち家族は、小さなミスも見逃さないぞ!



くらいの意気込みと圧力を与えていたかも知れません・・・。
とにかく、家族以外の人間は誰ひとり信用できませんでした。



なぜなら、妻は管理入院をしていたのにもかかわらず、
娘が重症新生児仮死で産まれてしまったからです!



記事中にありますが、この部分、
>医師はこの厳しい現実を、表情を変えることなく、私に説明をした。



この時、娘の担当医は私の目を凝視することが出来ず、
手元にある紙切れを見るフリをして、何度か目を逸らしていました・・・。



今思えば、この時から娘は助からないと分かっていたのでしょう。
その事実を伝えなければいけない重圧と私からの殺伐とした空気が、
医師に動揺を与えてしまったのかも知れません。



でも、医学的な根拠がなくても僅かな可能性に賭けたいという家族の想いと、
せめて、妻の体力が回復し生きた娘と対面できる日までは、命を繋げてあげたい!
ぞんな私たち家族には見えない配慮があったのでは?と考えました・・・。



この考え過ぎる癖が私の良い所でもあり、悪い所なんです。
こうやって、記憶を消したり、すり替えられた可能性がありますね・・・。



あの日、娘が治療を受けている時、私はNICUの外にいました。
まだ外は薄暗く、病院内は静まり返り物音ひとつしません。
『まるで、時間が止まっているようでした・・・。』



時折、病院内から 「カチッ、ドンッ!」 という異音が聞こえるたびに、
娘に何かあったのでは?とひとりビクビクしていました・・・。



搬送先の病院に到着してから、すでに4時間は経過し、
私の不安は少しずつ大きくなり、息を吸うのも苦しかったのを憶えています。



誰もいない病院内で、ひとり自問自答を繰り返しました。
『なぜ、私たちなんだ?』

『どうすれば娘を助けることができる?』

『妻に何て言えばいいのだろう?』



私ひとりが全てを背負うことで、何もかもうまくいくなら、
これから起きる不幸は、全部引き受けるから、娘を助けて・・・。



この世にいるか分からない神様や悪魔、死神にまでお願いしました。
完全に頭の中がパニックで、すがれるものには何でもすがろうと思いました。



妻がお腹の中で娘を守ってくれた10ヶ月間、私は役立たずでした。
たくさん大変な想いをした妻に、これ以上の苦しみを与えたくない・・・。



次に妻と会う時は、危なかったけど娘は順調に回復しているよ!
と伝えたかったのです。



だから、医師に呼ばれ、低酸素性虚血性脳症と聞かされた時は、
やっぱり神様なんて存在しないんだな・・・、と再認識させられました。



天使パパのブログ!人気記事ランキングの発表です。 [人気記事]

天使パパのブログ!のこれまでに書いた記事の集計が終わりました!



予想はしておりましたが、
『ブログを開設した2014年の記事が圧倒的に多いです。』



また、天使パパになったばかりの記事よりも、
妊娠中や出産直後の記事へ集中する傾向がありました。



私自身がそうでしたが、妻や娘が一生懸命頑張っている時、
自分に出来ることは何か?どうすれば二人の負担を減らせるのか?
食事や睡眠もとらず、必死に考え情報を集めていました。



平和な日々を過ごしていると、明日でもいいかな?今度にしよう!
と思うことは多々ありますが、この時ばかりは明日は来ないかも知れない・・・。
自分が何とかしないと、全てを失ってしまう気がしていました。



実際、自分の周りを見ても危機感がまるでないというか、
自分に限って・・・、という考えの人が多いような気がします。



当時の私もそうでしたので、分かるような気がしますが、
今はそんな風に考えることも、そんな風に考えている人を見ることさえも、
恐ろしく感じてしまいます・・・。



色々考え過ぎて、目に見えない恐怖に押しつぶされそうになり、
心臓を鷲掴みされているような苦しく辛い日々も経験しました・・・。



今思えば、天使パパのブログ!を始めたのも、
『子どもの死という非情な現実に、押し潰されそうになったからです。』



でも、辛いのは自分だけじゃない。
孫を失った両親、姪を失った兄たち・・・。



何より、10カ月間お腹の中で娘を育て、
出産後、心も体もボロボロになった妻に弱音を吐くことができませんでした。



家族から大丈夫?と声をかけられても、大丈夫!と嘘をついていました。
自分が背負った悲しみや苦しみを、誰かに背負わせてはいけない。
特に妻には、これ以上苦しんで欲しくないと思っていました。



ホントは今すぐにでも、娘のいるところに行きたい・・・。
この現実から逃げ出したい・・・。
私の精神は崩壊寸前でした。



私が前を向き立ち上がる為にどうすればいいのか?
自分なりに考えた結果が、天使パパのブログ!の開設だったと思います。



当時、あまり天使パパが書いているブログがなかったこともあり、
同じ境遇の人たちと繋がることが出来ませんでした。



天使ママのブログはたくさんありましたが、母(妻)視点ではなく、
父(夫)視点でなければ、意味がないと思いました。



それなら、私がブログを始めて天使パパが集まる場所を作ろう!
情報交換をして、明るい未来を信じて共に進めたら嬉しいなと思いました。



その日から丸二年が経ちました。
早いようで長かった二年ですね・・・。



◇天使パパのブログ!人気記事ランキング!◇

10.親として、子どもの死因を知るべきか?

9.娘の容体が急変!

8.出産する病院の決め方は口コミ?それとも…。

7.ミトコンドリア病の可能性があると診断!

6.出産後、初めての母と娘の再会!

5.女性が子どもを産める年齢!

4.安定期直前に卵巣茎捻転と診断される!





ベスト3の記事からは、当時を振り返りながら、
熱い想いを記事にしますので、残り僅かですがお付き合いください!



次回、予告! [人気記事]

天使パパのブログ!をいつも閲覧いただき誠にありがとうございます。



次回の予告となりますが、
これまでに書いた記事をランキング形式で集計し、発表いたします!



また、当時を振り返り、今の気持ちと比較し、
私自身の心の変化だったり、伝えきれなかった想いを改めて記事にするつもりです。



あの頃は心に余裕がなく、自分や家族のことよりも、娘を最優先に考えていました。
娘を失ってから4年が経ち、心にゆとりができた私がどのように考えているのか?
また、当時の私自身の記事を読んでどう感じたのか?



これから集計を開始し、改めて記事を読み返すので、
自分でもどんな気持ちになるか分かりません・・・。



少し怖さもありますが、あの頃を振り返ります・・・。
どんな内容になっても、お付き合いくださいね!



p.s.
実は3月末で天使パパのブログ!を終了しようか悩んでいます。
その理由はランキングの集計が終わってから記事にしますが、
もし天使パパのブログ!が終了してもTwitterなどで情報を発信したり、
私と連絡がとれる方法は残しておこうと思っているのでご安心ください!






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