人気記事ランキング第3位は、『重症新生児仮死により予後不良と診断!』 [人気記事]
天使パパのブログ!人気記事ランキング!第3位は・・・、
『重症新生児仮死により予後不良と診断!』
この記事を読み返して、改めて感じました・・・。
人の記憶って、すごく曖昧でいい加減なモノなんだな・・・と。
決して忘れている訳ではないですが、
『極度に辛い出来事があると脳は自分を守るために記憶を消そうとする。』
こんな話を聞いたことがありませんか?
この脳の自己防衛本能がうつ病を引き起こしていると言われるくらいです。
娘のことは何ひとつ忘れていないつもりでも、
医師に対しての不信感だったり、当時の熱い気持ちは消えかけていました。
医師に対しての不信感というのは、助からないであろう命よりも、
助かる見込みのある命を最優先にし、娘の治療を諦めてしまうのではないか?
私が医師の言いなりになったり、少しでも諦めてしまったら、
娘の命は見切られてしまう・・・。
だから絶対に目は逸らさず医師の話を真剣に聞きましたし、
素人的な意見だけではなく、医学的な難しい質問をするように心がけました。
僅かな可能性があるならば、絶対に諦めて欲しくなかったし、
娘をモルモットのように扱うことは許せなかったからです。
少しでも落度があれば、いつだって医療訴訟を提起するぞ!
私たち家族は、小さなミスも見逃さないぞ!
くらいの意気込みと圧力を与えていたかも知れません・・・。
とにかく、家族以外の人間は誰ひとり信用できませんでした。
なぜなら、妻は管理入院をしていたのにもかかわらず、
娘が重症新生児仮死で産まれてしまったからです!
記事中にありますが、この部分、
>医師はこの厳しい現実を、表情を変えることなく、私に説明をした。
この時、娘の担当医は私の目を凝視することが出来ず、
手元にある紙切れを見るフリをして、何度か目を逸らしていました・・・。
今思えば、この時から娘は助からないと分かっていたのでしょう。
その事実を伝えなければいけない重圧と私からの殺伐とした空気が、
医師に動揺を与えてしまったのかも知れません。
でも、医学的な根拠がなくても僅かな可能性に賭けたいという家族の想いと、
せめて、妻の体力が回復し生きた娘と対面できる日までは、命を繋げてあげたい!
ぞんな私たち家族には見えない配慮があったのでは?と考えました・・・。
この考え過ぎる癖が私の良い所でもあり、悪い所なんです。
こうやって、記憶を消したり、すり替えられた可能性がありますね・・・。
あの日、娘が治療を受けている時、私はNICUの外にいました。
まだ外は薄暗く、病院内は静まり返り物音ひとつしません。
『まるで、時間が止まっているようでした・・・。』
時折、病院内から 「カチッ、ドンッ!」 という異音が聞こえるたびに、
娘に何かあったのでは?とひとりビクビクしていました・・・。
搬送先の病院に到着してから、すでに4時間は経過し、
私の不安は少しずつ大きくなり、息を吸うのも苦しかったのを憶えています。
誰もいない病院内で、ひとり自問自答を繰り返しました。
『なぜ、私たちなんだ?』
『どうすれば娘を助けることができる?』
『妻に何て言えばいいのだろう?』
私ひとりが全てを背負うことで、何もかもうまくいくなら、
これから起きる不幸は、全部引き受けるから、娘を助けて・・・。
この世にいるか分からない神様や悪魔、死神にまでお願いしました。
完全に頭の中がパニックで、すがれるものには何でもすがろうと思いました。
妻がお腹の中で娘を守ってくれた10ヶ月間、私は役立たずでした。
たくさん大変な想いをした妻に、これ以上の苦しみを与えたくない・・・。
次に妻と会う時は、危なかったけど娘は順調に回復しているよ!
と伝えたかったのです。
だから、医師に呼ばれ、低酸素性虚血性脳症と聞かされた時は、
やっぱり神様なんて存在しないんだな・・・、と再認識させられました。
『重症新生児仮死により予後不良と診断!』
この記事を読み返して、改めて感じました・・・。
人の記憶って、すごく曖昧でいい加減なモノなんだな・・・と。
決して忘れている訳ではないですが、
『極度に辛い出来事があると脳は自分を守るために記憶を消そうとする。』
こんな話を聞いたことがありませんか?
この脳の自己防衛本能がうつ病を引き起こしていると言われるくらいです。
娘のことは何ひとつ忘れていないつもりでも、
医師に対しての不信感だったり、当時の熱い気持ちは消えかけていました。
医師に対しての不信感というのは、助からないであろう命よりも、
助かる見込みのある命を最優先にし、娘の治療を諦めてしまうのではないか?
私が医師の言いなりになったり、少しでも諦めてしまったら、
娘の命は見切られてしまう・・・。
だから絶対に目は逸らさず医師の話を真剣に聞きましたし、
素人的な意見だけではなく、医学的な難しい質問をするように心がけました。
僅かな可能性があるならば、絶対に諦めて欲しくなかったし、
娘をモルモットのように扱うことは許せなかったからです。
少しでも落度があれば、いつだって医療訴訟を提起するぞ!
私たち家族は、小さなミスも見逃さないぞ!
くらいの意気込みと圧力を与えていたかも知れません・・・。
とにかく、家族以外の人間は誰ひとり信用できませんでした。
なぜなら、妻は管理入院をしていたのにもかかわらず、
娘が重症新生児仮死で産まれてしまったからです!
記事中にありますが、この部分、
>医師はこの厳しい現実を、表情を変えることなく、私に説明をした。
この時、娘の担当医は私の目を凝視することが出来ず、
手元にある紙切れを見るフリをして、何度か目を逸らしていました・・・。
今思えば、この時から娘は助からないと分かっていたのでしょう。
その事実を伝えなければいけない重圧と私からの殺伐とした空気が、
医師に動揺を与えてしまったのかも知れません。
でも、医学的な根拠がなくても僅かな可能性に賭けたいという家族の想いと、
せめて、妻の体力が回復し生きた娘と対面できる日までは、命を繋げてあげたい!
ぞんな私たち家族には見えない配慮があったのでは?と考えました・・・。
この考え過ぎる癖が私の良い所でもあり、悪い所なんです。
こうやって、記憶を消したり、すり替えられた可能性がありますね・・・。
あの日、娘が治療を受けている時、私はNICUの外にいました。
まだ外は薄暗く、病院内は静まり返り物音ひとつしません。
『まるで、時間が止まっているようでした・・・。』
時折、病院内から 「カチッ、ドンッ!」 という異音が聞こえるたびに、
娘に何かあったのでは?とひとりビクビクしていました・・・。
搬送先の病院に到着してから、すでに4時間は経過し、
私の不安は少しずつ大きくなり、息を吸うのも苦しかったのを憶えています。
誰もいない病院内で、ひとり自問自答を繰り返しました。
『なぜ、私たちなんだ?』
『どうすれば娘を助けることができる?』
『妻に何て言えばいいのだろう?』
私ひとりが全てを背負うことで、何もかもうまくいくなら、
これから起きる不幸は、全部引き受けるから、娘を助けて・・・。
この世にいるか分からない神様や悪魔、死神にまでお願いしました。
完全に頭の中がパニックで、すがれるものには何でもすがろうと思いました。
妻がお腹の中で娘を守ってくれた10ヶ月間、私は役立たずでした。
たくさん大変な想いをした妻に、これ以上の苦しみを与えたくない・・・。
次に妻と会う時は、危なかったけど娘は順調に回復しているよ!
と伝えたかったのです。
だから、医師に呼ばれ、低酸素性虚血性脳症と聞かされた時は、
やっぱり神様なんて存在しないんだな・・・、と再認識させられました。
2016-02-05 02:57
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