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あの日の約束、愛娘との誓い。 [人気記事]

あの日・・・

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あの日から6年。



心の時計は少しずつ動き始めているが、この時期だけは、どうしても色々思い出す。当時のような悲しみや苦しみに陥ることはないが、虚無感だけはどうしても消えない。



愛娘の誕生日、予約していたバースデーケーキを受け取りに行った。その時、「おめでとうございます!」と店員さんに祝福され、並んでいたお客様は微笑ましく私を見ていた。軽くお辞儀をして店を出たが、嬉しいはずの愛娘の誕生日なのに一気に寂しい気持ちになった。



頭の中では、「今年はどんなケーキを買おうかな?」「6歳の女の子はどんな物が欲しいのかな?」とずっと考えていた。愛娘はもういないはずなのに、なぜか愛娘のことを考えるだけでニヤニヤしてしまう。



だけど、バースデーケーキを受け取ってから自分の気持ちを誤魔化せなくなっていた。どんなに時間が経過しても、愛娘との思い出は消えることはない。



私は新生児仮死で産まれたばかりの我が子に誓った。「何があっても見捨てない。」「絶対守り続けるから…」どんな事情があるにせよ、私は愛娘の未来を奪ってしまった。その責任は一生背負いながら生きようと思っている。



『親として初めて見た我が子の姿、あの日の約束を忘れるわけにはいかない。』





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次のステージへ・・・

これまでの6年は本当に地獄だった。
想像をはるかに超えた悲しみ、孤独、目に見えない恐怖。



今を生きるために愛娘との死別を美化し、都合のいいように脳内変換していた。そうすることでしか精神を保つことが出来なかった。まだ子どもを失ったばかりなら、それでも全然構わないが、いつまでも現実逃避をするわけにはいかない。



次のステージに進むためには、全ての現実を受け入れる“勇気”と“行動力”が必要になってくる。



最初は不安でも行動に移さなければ変化は起きないし、例え結果として現れなくても努力したことで見えなかったモノが見えるようになる。やらないで後悔するより、やって後悔した方が気持ちがいい。



最後の・・・

愛娘の供養は、今回の七回忌法要でひとつの区切りだと考えている。これからも毎月納骨堂には行くが、6年後の十三回忌までに何が起こるか分からない。家族の誰かに不幸が訪れるかも知れないし、私自身も生きている保証はない。



だから、今回の七回忌は盛大に行うことにした。愛娘のために甥や姪も集まり、お陰で賑やかな法要となった。




今回の七回忌法要に限らず、この6年間、私を陰ながら支えてくれた家族、友人たちには感謝の気持ちしかない。



そして、当ブログで知り合った天使パパ・天使ママ、応援してくださった皆様方にも心より感謝しております。



本当にありがとう。











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