SSブログ

人気記事ランキング第2位は、『子どもの死、天使になった娘と希望を失くした家族!』 [人気記事]

天使パパのブログ!人気記事ランキング!第2位は・・・、

子どもの死、天使になった娘と希望を失くした家族!



『当時のことは、今でもはっきりと憶えています・・・。』



あの日の昼間も、娘の病院にいました。
72時間の脳低体温療法を終え、徐々に体温を戻しているところでした。



医師からの説明で、体温を戻している時に何も起きなければ、
脳への後遺症が最低限で抑えられた可能性が高いと言われていたので、
何も起きないことを願っていました。



つまり・・・、
『娘の命は助かるということです!』



しかし、私たちがNICUに入室しようとした時、
娘に何らかのトラブルが発生し、すぐに会うことができませんでした。


私たちがNICUにいる時には、娘の容体に変化はなく、
体温を戻し始めてから数時間が経過していたこともあり、
希望の光が見えかけていた頃でした・・・。



『あともう少しだよ!頑張ろうね!』

『のんのんガンバレ!のんのんガンバレ!』



と娘に語りかけながら、小さな手を握りしめていました。
夕方から仕事だったことや病院の面会時間が終わることなどから、
16時過ぎに病院を後にし、妻を入院先の病院へ送りました。



その後、少し遅れて会社に出勤し、
職場のロッカールームで着替えていると、携帯電話が鳴りました・・・。


特にその日は、朝から携帯電話の着信音にはビクビクさせられていたので、
病院からの着信を確認した時は、通話ボタンを押すのが恐怖でした。



担当医から、
『娘さんの容体が急変しました、今夜が山場でしょう・・・。』

『分かりました!すぐに向かいます!』



その時は力強く答えることができましたが、妻の声を聞いた時は、
妻に申し訳ない気持ちと自分の無力さに言葉が出ませんでした・・・。



自分の人生の中で、後にも先にも、
こんなに悔しい、悔し涙は経験したことがありません・・・。



しかし、まだ娘の命の炎は消えたわけではない!
どんな状況下でも、希望を失うような言葉は絶対に言いたくありませんでした・・・。



私が動揺をしてはいけない!
色々な感情をグッと抑え、妻に娘の急変を伝えました。
『でも、今思えば、私が一番動揺をしていたのかも知れません・・・。』



娘の病院へ向かう車中、
『落ち着こう!ここで私たちが事故にあったら、元も子もないよ!』

『今日何も食べてないんでしょ?コンビニ寄ろう、ねっ!』



妻は冷静でした・・・。
娘の病院に到着して、医師の口から娘は長くないと聞いた時は、
まだ奇跡は絶対に起きると口では言っていたけど、
本当は頭の片隅で娘の死を考えていました。



口に出したら、医師も娘の治療を止めてしまうと思ったし、
私たち家族が希望を失った時、どうなってしまうのだろう?と考えたら、
急に怖くなりました。



妊娠安定期に入ってから、娘の誕生を家族は楽しみにし、
マタニティ用品を揃える為に、あちこち出歩いたことを思い出しました。



妻や家族が娘に対して、
『ありがとう!頑張ったね!』



と感謝の気持ちを伝える最中、私は娘や妻、
家族に対して、何ひとつ気の効いた言葉を言えませんでした・・・。
『そう、私は生ける屍でした。』



nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 2

トゥマ

初めまして!
僕の子供も今同じ状況で入院してます!


このブログを読んで覚悟というか心構えが出来たような気がするので思わずコメントしてしまいました。
ありがとうございます!
by トゥマ (2016-12-14 21:30) 

こうき

>トゥマさん、コメントありがとうございます。

心中お察しします。
トゥマさんも大変苦しいと思いますが、奥様が出産したばかりであれば、心だけではなく身体も相当辛いと思うので支えてあげてください。

医師に厳しいことを言われ、心が折れそうな瞬間もありますが、お子さんの生命力を信じましょう。

また何かありましたら、コメントください。

by こうき (2016-12-15 12:34) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。