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悲しみは乗り越えるものではない・・・ [雑談]

あの日から6年・・・
 
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もうすぐ愛娘の七回忌。
初七日、四十九日、一周忌、三回忌を終えた頃の自分は、まだまだ愛娘の死を受け入れていなかった。小さな子どもを見ると胸が苦しくなり、「何で俺たちなんだろ・・」と自問自答を繰り返した。



想像を遥かに超えた恐怖。
我が子を失った後の喪失感は、とてもじゃないけど経験した人にしか分からないだろう。



悲しい、寂しいという感情だけではなく、突然襲われる孤独感、不安、気持ちが落ち着かず眠れない日もあった。心が休まる日はなく、いつも疲れていた。その結果、人の幸せを素直に喜べなかったり、イライラしたり、好きなことをしても楽しいと感じることさえできない自分がいた。



自分が自分じゃないみたいで、少しずつ心が崩壊していくのが分かった。もちろん、このままではダメだと思っていたし、そんな自分が恥ずかしかった。



1日でも早く、この状況から抜け出す方法を考えた。
“強くなるしかない”

“乗り越える”



この2つの言葉が脳裏をよぎった。
気持ちが沈み、笑顔になれない日があれば、呪文のようにこの言葉を唱え、自分の心を誤魔化していた。だけど、「そもそも子どもの死を乗り越えた先に何があるのか?」私は何も分かっていなかった。


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グリーフを抱えた時、夫婦と言えども男性と女性では考え方が違う? [夫婦仲]

グリーフのプロセス・・・

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何かの縁で出会い、交際期間を経て結婚。
ほとんどの人が夢や希望を持って新婚生活をスタートさせます。



ただ一緒にいるだけなのに、毎日が楽しく幸せを感じる日々。この時間が永遠に続けばいいのですが、現実はそんなに甘くありません。



「恋は盲目」「恋は麻薬」というように、好きな人ができると頭と心の中は支配され、その結果、理性を失い感情をコントロールできなくなることも・・・。



しかし、そんな恋も3~4年、または私たちのように子どもを失うような大きな試練(現実)に直面した時、恋の魔法は解けると言われています。



そもそも脳科学では、男性と女性では考え方に違いがあり、男性は空間認識に優れ、女性は直感力やコミュニケーション能力に優れていると証明されています。



つまり、どんなに強い絆で結ばれた夫婦でも、グリーフを抱えた時の男女の考え方の違いを無視できないということです。



実際、当ブログに寄せられたメッセージには、「夫がどう思っているのか分からない・・・」「孤独を感じる・・・」などといった声が多く届きます。しかし、そのように感じるのは自然なのかも知れません。



なぜなら、
『男女では、グリーフのプロセスが違うから!』


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