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本当に大切な人を失った後では遅い!【後編】 [体調]

その矢先・・・、

『兄のガンが発覚したのです。』





私は冷静に兄の話を聞きました。

兄は自分の身体で起きている事に戸惑いながらも、

私を動揺させない為か、冷静に話を続けています・・・。

『私にもそういう一面があるからこそ、兄の気持ちがよく分かります。』



普段は言葉少なげな兄が冗舌に語るので、

余計に心配になったのは勿論の事、本人の不安が私にも伝わってきました。



娘が亡くなり兄は定期的に自宅を訪れ、私たちを心配していました。

私はそんな兄の気持ちに応えようと明るく振舞いましたが、

『無理に明るくしなくてもいい!』



と言われた事があります。

兄には見透かされていました・・・。



今は私と兄の立場は逆転し、

心配をかけないように兄は明るく振舞っています。



つい先日、

監獄レストランに行った話を記事にしましたが、その前日に手術をしました。



発見が早かった事もあり無事に手術は成功し、現在のところ転移はありません。

しかし、半年から二年くらいは転移する可能性が高いので、毎月通院するようです。



私自身もそうですが、特に娘が亡くなってから自分自分でした。

兄も含め家族に不幸が起きる前に、気が付く事が出来て良かったと思います。

自己中心的な人間ほど、大切な人を失わないと気が付きません。



もしも、その事に気が付かず、同じ失敗を繰返してしまった場合、

今以上に立直る事が難しくなるでしょう・・・。



まだ子どもを失ったばかりの人は、心に余裕がないかも知れません。

しかし、私のようなケースがある事を頭の片隅にでも入れておいてください。



今が人生の底ではありません。

これからは、後悔をする人生は卒業します。

最愛の娘が命を懸けて教えてくれた事ですから・・・。



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