子どもの死は親にとって恐怖でしかない! [悩み]
先日、ある天使ママさんからコメントを頂きました。
私はそのコメントを読んで、娘を失った時の気持ちを思い出しました。
今まさに当時の私たちと同じ思いをしています。
少しでも何かの力になりたいと思い、私の体験談ですが記事にしたいと思います。
私にとって娘は、人生の全てでした。
子どもの頃から20年以上、温かい家族を築く事だけを夢見て頑張ってきました。
子どもは親の夢であり、未来への希望です!
その希望を目の前で失った時、私の人生そのものを否定された気がしました。
私はどんなに頑張っても、温かい家族を築くことはできないのか?
もっと世の中には、自分の事しか考えず好き勝手にやっている人がいるのに・・・、
自分は色んな事を我慢して、家族の事を考えて頑張ってきたのに・・・、
何で娘は死ななければならなかったのか?
『ただただ悔しく、娘に申し訳ない気持ちでいっぱいでした・・・。』
娘が亡くなるまでの5日間・・・、
心底娘は絶対助かるし、例え後遺症が残っても諦めず一緒に頑張ろう・・・、
『何があっても自分たちが娘を守る!』
毎日、口に出して言っていたのを憶えています。
そんな私の気持ちを悟ってか、兄たちも力を貸してくれると言ってくれました。
一番驚いたのは当時中学生だった甥に、
『障害が残っても大事な従妹だし、僕にも出来る事があったら力になりたい!』
と言われた事です。
家族総出で娘を守ろうとしていました。
しかし、現実は厳しく娘は亡くなりました・・・。
その瞬間から、私の心には家族の言葉や想いなど届かなくなりました。
それまでの優しい言葉は一気に消え去り、もうどうでもよくなりました。
今思えば・・・、
妻の両親や兄たちは、私たちがどうにかなるんじゃないかと心配だったと思います。
そんな私たちを励まそうと食事に連れて行ってくれたり、
明るく接してくれたり、必要以上に気を遣ってくれていたと思います。
本当は自分たちも辛いはずなのに・・・。
娘の事を想い続けたい私たちの気持ちと、
子どもの話題に触れてはいけないという家族の気持ちに温度差が生まれ始めました。
その状況を打開する為に、時には厳しい事を家族に言われる事もありました。
すぐに立ち直る事はできなくても、間違った選択だけはして欲しくなかったのでしょう。
もちろん、私たちは間違った選択をするつもりはなかったし、
生きたくても生きられない命がある以上、大切に毎日を過ごそうと思っていました。
でも、気持ちの切り替えをうまく出来ない中途半端な自分に対して憤りを感じ、
優しくしてくれる家族に後ろめたい気持ちしかなかった事を憶えています・・・。
当時の私たちには周りを見る余裕などはなく、
家族や友人たちの本当の優しさに気が付けない時もありました・・・。
親にとって子どもの死は、苦しく辛い気持ちになるだけではなく、
目に見えない恐怖に押しつぶされそうになります・・・。
私のせいで子どもは助からなかった・・・。
家族に責められている気がする・・・。
次の子どもは元気に産まれてくれるのだろうか・・・。
一度子どもを亡くす経験をしたら、不安な気持ちになるのは当たり前の事です。
そんな時は無理しなくて良いと思います。
少しずつ自分を取り戻す方法を考えて下さい。
私は自分を取り戻すために、興味のある事から始めました。
趣味のサッカーをしたり、友人と飲みに出掛けました。
特に運動をして汗を流す事はストレス発散になりました。
激しい運動ができない人は、天気の良い日に近所を散歩するのをオススメします。
そうやって、少しずつ少しずつ前に進みました。
他人は他人、自分は自分なのですから、人と比べる必要はありません。
イライラしたり不安になるのは、今の自分の気持ちに余裕がないからです。
余裕がない時は、明日の事は明日になったら考えればいいと思います。
恐怖でしかなかった子どもの死は、
今となっては、生きる為の活力となっています。
娘が生きていても生きていなくても、私は父親です。
現実から逃げ出したくなった時、必ず娘を思い出すようにしています。
娘に見られていると思うと、恥ずかしくて逃げようとは思わなくなります。
子どもの死は全ての親にとって恐怖でしかありませんが、
向き合い方は人それぞれです。
方法はひとつではありません。
どうしていいか分からない時は家族に相談したり、
情報を発信している天使パパや天使ママに連絡をしてみて下さい。
必ず力になってくれると思います!
私はそのコメントを読んで、娘を失った時の気持ちを思い出しました。
今まさに当時の私たちと同じ思いをしています。
少しでも何かの力になりたいと思い、私の体験談ですが記事にしたいと思います。
私にとって娘は、人生の全てでした。
子どもの頃から20年以上、温かい家族を築く事だけを夢見て頑張ってきました。
子どもは親の夢であり、未来への希望です!
その希望を目の前で失った時、私の人生そのものを否定された気がしました。
私はどんなに頑張っても、温かい家族を築くことはできないのか?
もっと世の中には、自分の事しか考えず好き勝手にやっている人がいるのに・・・、
自分は色んな事を我慢して、家族の事を考えて頑張ってきたのに・・・、
何で娘は死ななければならなかったのか?
『ただただ悔しく、娘に申し訳ない気持ちでいっぱいでした・・・。』
娘が亡くなるまでの5日間・・・、
心底娘は絶対助かるし、例え後遺症が残っても諦めず一緒に頑張ろう・・・、
『何があっても自分たちが娘を守る!』
毎日、口に出して言っていたのを憶えています。
そんな私の気持ちを悟ってか、兄たちも力を貸してくれると言ってくれました。
一番驚いたのは当時中学生だった甥に、
『障害が残っても大事な従妹だし、僕にも出来る事があったら力になりたい!』
と言われた事です。
家族総出で娘を守ろうとしていました。
しかし、現実は厳しく娘は亡くなりました・・・。
その瞬間から、私の心には家族の言葉や想いなど届かなくなりました。
それまでの優しい言葉は一気に消え去り、もうどうでもよくなりました。
今思えば・・・、
妻の両親や兄たちは、私たちがどうにかなるんじゃないかと心配だったと思います。
そんな私たちを励まそうと食事に連れて行ってくれたり、
明るく接してくれたり、必要以上に気を遣ってくれていたと思います。
本当は自分たちも辛いはずなのに・・・。
娘の事を想い続けたい私たちの気持ちと、
子どもの話題に触れてはいけないという家族の気持ちに温度差が生まれ始めました。
その状況を打開する為に、時には厳しい事を家族に言われる事もありました。
すぐに立ち直る事はできなくても、間違った選択だけはして欲しくなかったのでしょう。
もちろん、私たちは間違った選択をするつもりはなかったし、
生きたくても生きられない命がある以上、大切に毎日を過ごそうと思っていました。
でも、気持ちの切り替えをうまく出来ない中途半端な自分に対して憤りを感じ、
優しくしてくれる家族に後ろめたい気持ちしかなかった事を憶えています・・・。
当時の私たちには周りを見る余裕などはなく、
家族や友人たちの本当の優しさに気が付けない時もありました・・・。
親にとって子どもの死は、苦しく辛い気持ちになるだけではなく、
目に見えない恐怖に押しつぶされそうになります・・・。
私のせいで子どもは助からなかった・・・。
家族に責められている気がする・・・。
次の子どもは元気に産まれてくれるのだろうか・・・。
一度子どもを亡くす経験をしたら、不安な気持ちになるのは当たり前の事です。
そんな時は無理しなくて良いと思います。
少しずつ自分を取り戻す方法を考えて下さい。
私は自分を取り戻すために、興味のある事から始めました。
趣味のサッカーをしたり、友人と飲みに出掛けました。
特に運動をして汗を流す事はストレス発散になりました。
激しい運動ができない人は、天気の良い日に近所を散歩するのをオススメします。
そうやって、少しずつ少しずつ前に進みました。
他人は他人、自分は自分なのですから、人と比べる必要はありません。
イライラしたり不安になるのは、今の自分の気持ちに余裕がないからです。
余裕がない時は、明日の事は明日になったら考えればいいと思います。
恐怖でしかなかった子どもの死は、
今となっては、生きる為の活力となっています。
娘が生きていても生きていなくても、私は父親です。
現実から逃げ出したくなった時、必ず娘を思い出すようにしています。
娘に見られていると思うと、恥ずかしくて逃げようとは思わなくなります。
子どもの死は全ての親にとって恐怖でしかありませんが、
向き合い方は人それぞれです。
方法はひとつではありません。
どうしていいか分からない時は家族に相談したり、
情報を発信している天使パパや天使ママに連絡をしてみて下さい。
必ず力になってくれると思います!
2015-06-05 02:23
nice!(0)
コメント(2)
トラックバック(0)
ブログ拝見しました。心温まる内容ありがとうございます。
穏やかな気持ちで過ごせる日が来るには、時間だけでなくやはり努力も必要なんだなと改めて思いました。
息子が亡くなりちょうど3週間が経ちました。息子と過ごした火葬までの1週間はとてつもなく短く、いなくなった2週はとてつもなく暗く長い・・・今まで見ていた世界の色も変わり、考え方も180度変わりました。こんなに子供の死が自分の人生に影響するものだと初めて知りました。
余談ですが・・・先日、TVでタレントが「~なら死んだほうがマシ!」と叫んでいました。今までなら笑って観ていたんでしょうが、その時は全く笑えず”軽々しく死という言葉を口にして欲しくない”と腹を立てたのを覚えています。そんな冗談にも本気で腹を立ててしまい、もしかしたら人間が小さくなったのかも知れませんね(笑)
1人で家にいるのもまだ怖いですし、(回数は減りましたが)気が狂ったように涙もまだ出ます。それでもこうして何とか過ごせるのは主人と息子の存在・・・そう思えるようになったのはこうきさんのブログのお陰です。
同じ辛い経験をされた天使パパママさんとのこういった交流も息子からのプレゼントかも知れませんね。
胸を張ってママですよ!と言えるような母親になれるのはまだ時間がかかりそうですが、自分のペースで少しずつ前進していこうと思います。取り敢えず、、今日はお天気が良いので、ゆっくりお散歩でもしてみます!
by 丈ママ (2015-06-10 12:50)
>丈ママさん、コメントありがとうございます。
お気持ち凄く分かります。先日、友人の生命保険の見直しの為に友人数人と話をしていたところ、その中のひとりが『俺、癌になったら治療しないで死ぬからいいや〜。』と言いだしました。
一部の友人が空気を読んで話題を変えましたが、私も丈ママさんと同じ気持ちでした。
娘を亡くして今まで見えなかったモノが見えるようになりました。気が付かなかっただけで私も他人を傷付けていたかも知れないと反省しています。
丈ママさん、ゆっくりでいいので私たち天使パパママと前に進みましょう。ひとりではありません。
by こうき (2015-06-10 13:40)