神様は乗り越えられる試練しか与えないはホント?子どもの死をどう乗り越える? [悩み]
『神は乗り越えられる試練しか与えない!』
私はこの言葉、大嫌いです。
そもそも神様は存在するのか?
存在するなら神は何をしても許されるのか?
どちらにせよ、人の人生を振り回さないで欲しい。
もしこの言葉がホントなら、神様は何様のつもりなのでしょうか?
そもそも全ての試練を乗り越える必要性はないのかも知れませんね。
空想の話はさておき・・・、
子どもの死を乗り越えるとは、どういう事なのか?
娘の死から3年半経つ今も考えています。
今の私は子どもの死を乗り越えたと言えるのかは分かりませんが、
考え方や気持ちに変化があるのは事実です。
悲しく泣いてばかりいたあの頃とは対照的に、
娘が旅立った日と同じ青空を見ると心が穏やかになります。
暖かい太陽の光と爽やかな風が、私の心を浄化してくれます。
『何だか娘に会えたような気がするからでしょうか?』
子どもの死を経験して私は変わりました。
『いえ、変わらないとダメだと思いました。』
幼少期に母の死を経験しているとはいえ、娘の死は予想外だったし、
悲しいとか辛いと言うより、毎日が恐怖でしかなかった・・・。
当時の私には娘の死という現実を受け入れる強さはありませんでした。
『乗り越えるためには、強くなるしかない!』
とはいえ、当時の自分にはどうすれば良いのか?全く分かりませんでした。
唯一分かっていた事は、
『現実逃避をしてはいけない!』
私の父がそうだったからですね。
女性に溺れ借金を作り、最後は家族を捨てました。
家族の死は個人の問題ではなく、家族全体の問題です。
その家族のひとりが暴走すると本人のみならず、家族全員に悪影響を及ぼします。
私は子どもの頃から、
『子どもとの約束を守れないような親には絶対にならない!』
と決めていました。
その時の経験と子どもへの強い想い・・・。
そして、孤独だったひとりの時間が私の心を強くしてくれました。
今の私なら子どもの死を乗り越えた、
と言えるくらいまで、心が回復したかも知れません。
しかし、心に余裕が生まれると、
そもそも子どもの死は乗り越えるモノなのか?
そんな疑問を持つようにもなりました。
子どもの死の事実は無くなりません。
現実を受け入れ、どう共存していくかを考えた方が、
心の負担が軽くなるような気もしています。
子どもを亡くして、
今まさに目に見えない恐怖と孤独に悩まされている天使パパママさん。
人それぞれ向き合い方は違うと思いますが、
どんな状況であっても、子どもと家族を裏切る事だけはしないでください。
それさえ守る事ができれば、いつか必ず心を穏やかに過ごせる日が来ます。
その日まで、もし私がお手伝いできる事があれば力になりますし、
先日も記事にしましたが、他の天使パパママさんを頼ってみてください。
不安な気持ちを声に出し、言葉にする事で気持ちが楽になります。
スポンサーリンク
私はこの言葉、大嫌いです。
そもそも神様は存在するのか?
存在するなら神は何をしても許されるのか?
どちらにせよ、人の人生を振り回さないで欲しい。
もしこの言葉がホントなら、神様は何様のつもりなのでしょうか?
そもそも全ての試練を乗り越える必要性はないのかも知れませんね。
空想の話はさておき・・・、
子どもの死を乗り越えるとは、どういう事なのか?
娘の死から3年半経つ今も考えています。
今の私は子どもの死を乗り越えたと言えるのかは分かりませんが、
考え方や気持ちに変化があるのは事実です。
悲しく泣いてばかりいたあの頃とは対照的に、
娘が旅立った日と同じ青空を見ると心が穏やかになります。
暖かい太陽の光と爽やかな風が、私の心を浄化してくれます。
『何だか娘に会えたような気がするからでしょうか?』
子どもの死を経験して私は変わりました。
『いえ、変わらないとダメだと思いました。』
幼少期に母の死を経験しているとはいえ、娘の死は予想外だったし、
悲しいとか辛いと言うより、毎日が恐怖でしかなかった・・・。
当時の私には娘の死という現実を受け入れる強さはありませんでした。
『乗り越えるためには、強くなるしかない!』
とはいえ、当時の自分にはどうすれば良いのか?全く分かりませんでした。
唯一分かっていた事は、
『現実逃避をしてはいけない!』
私の父がそうだったからですね。
女性に溺れ借金を作り、最後は家族を捨てました。
家族の死は個人の問題ではなく、家族全体の問題です。
その家族のひとりが暴走すると本人のみならず、家族全員に悪影響を及ぼします。
私は子どもの頃から、
『子どもとの約束を守れないような親には絶対にならない!』
と決めていました。
その時の経験と子どもへの強い想い・・・。
そして、孤独だったひとりの時間が私の心を強くしてくれました。
今の私なら子どもの死を乗り越えた、
と言えるくらいまで、心が回復したかも知れません。
しかし、心に余裕が生まれると、
そもそも子どもの死は乗り越えるモノなのか?
そんな疑問を持つようにもなりました。
子どもの死の事実は無くなりません。
現実を受け入れ、どう共存していくかを考えた方が、
心の負担が軽くなるような気もしています。
子どもを亡くして、
今まさに目に見えない恐怖と孤独に悩まされている天使パパママさん。
人それぞれ向き合い方は違うと思いますが、
どんな状況であっても、子どもと家族を裏切る事だけはしないでください。
それさえ守る事ができれば、いつか必ず心を穏やかに過ごせる日が来ます。
その日まで、もし私がお手伝いできる事があれば力になりますし、
先日も記事にしましたが、他の天使パパママさんを頼ってみてください。
不安な気持ちを声に出し、言葉にする事で気持ちが楽になります。
スポンサーリンク
2015-05-02 12:56
nice!(2)
コメント(4)
トラックバック(0)
はじめまして。
昨年末に生後29日で第一子の娘を亡くしました天使ママと申します。
こうきさんのブログは以前から拝見しておりました。
『神は乗り越えられる試練しか与えない!』という言葉、私も好きではなく、同じことを思っていらっしゃるのだなと思いましてコメントさせていただきました。
私は、『前に進む』という言葉も嫌いです。
娘を亡くした直後は、本当に心乱れていましたが、仕事復帰をしてからは表面上穏やかに過ごせるようになりました。
それを「前に向かっているね」と言われると反発してしまう自分がいます。
前に向かって進むことがそんなにいいことなのか、と思ってしまうんです。
娘を失って私の心には、喪失感がうまれました。
この感情は、表面上どんなに元気にしていても無くなることはないと思っているし、一生一緒にあるものだと思っています。
喪失感は親が、(生きている)子どものことをずっと気にかけて思い続けるのと同じような感情だと思っているからです。
娘は亡くなってしまったけれど、私は娘のことを気にかけているし、思い続けている…それがいまは喪失感となっていますが、時が経てば穏やかな気持ちになるのかなと思っています。
子どもに愛情を注ぐのは、生きていても亡くなっていてもきっと同じなんですよね。
大切な人を亡くすと人は2つの喪失感を抱えるそうです。
1.その人を喪った喪失感
2.自己の喪失感
娘を亡くした当初は感情的になっていましたが、仕事復帰をして徐々に落ち着いて来た頃、自己の喪失感からの回復が大変だと思いました。
それはいまでも続いていますし、天使パパさんがおっしゃるように家族関係の変化をもたらすものでした。
私も夫が信じられなくなったことがありました。
夫は娘が亡くなって生活の乱れもあったし、世間の方が思うように夫婦で支え合うということは難しいと実感しました。
お互いに苦しく辛く悲しい思いを抱えているのに、相手を思いやって支えることは難しいんですね。
結局は大きなけんかをして(2週間くらい続きましたが)、夫の考えていることを知り、私の話も聞いてもらい...落ち着いて来たように思います。
自分の話ばかり長くなってしまってごめんなさい。
天使パパさんのブログを読んで、夫も同じことを思っているのかなと参考にさせていただいています。
くれぐれもお体をご自愛くださいね。
そしてご自身を大切にしてください。
これからもブログ応援しています。
by 天使ママ (2015-05-05 14:15)
>天使ママさん、気持ちのこもったコメントありがとうございます。私も周りから『前に向かっているね。』と言われると反発していたと思います。喪失感のお話も勉強になりました。今までは気持ちで動く事が多かったのですが、少し心にゆとりができた事で頭で考える時間も増えました。特にお子さんを失ったばかりの方との交流の際、気持ちの面だけではなく喪失感のお話のように具体的に話す必要性を感じています。また、このブログは皆様方のお陰で大きくなったと思っていますので、これからもご自身のお話でも良いのでコメント待っています。私もまだまだ勉強中です。これからも天使パパのブログ!をよろしくお願いします。
by こうき (2015-05-06 13:07)
2015/5/20に第一子を生後5時間で亡くしました。
病院からもらった、赤ちゃんとお別れをする家族様の冊子で、天使パパママという言葉を知り、沢山の天使パパママさんのブログを拝見しました。その中でもこうきさんのブログは、自分と共感する部分も多く、パパ側の気持ちも分かり・・それから毎日繰り返し拝見しています。
我が家の場合は、不妊治療5年・結婚6年目でやっと授かった可愛い可愛い男の子でした。
私が原因で赤ちゃんを28週までずっと頑張らせ、生まれてからも管を何本も入れられ苦しい思いをさせてしまい、結局亡くしてしまった・・・母親の私が守らないといけない命だったのに、私が赤ちゃんの命と将来を奪ってしまった!私は人殺しだ!と考えずにはいれません。
今後どう生きていけば良いのか?心から笑える日は来るのか?赤ちゃんに会いたい会いたい会いたい・・と毎日気が狂いそうです。
こうきさんの様に、恥ずかしくない親にならなければ・・と思う様にもしていますが、なかかな難しいのも現状です。
本当に毎日毎日不安と恐怖でしかありません。
火葬が終われば少しは・・とも思っていましたが、現実を受け入れるのはなかなか難しく、骨壷に手を合わすことすらまだ出来ません。
本当にどうしていいのか分かりません。優しく支えてくれる主人にも申し訳ない気持ちで一杯です。
すみません、本当に自分の事ばかりになってしまいました。
私もいつか、息子を見送った日と同じ真っ青な空を見て穏やかな気持ちになれる事を信じて・・・
今後もブログを拝見させていただきます。
by 丈ママ (2015-06-04 12:53)
>丈ママさん、コメントありがとうございます。
子どもを亡くしたばかりの恐怖は私も経験したので痛いほど分かります。少し長くなりそうなので記事として更新します。
どうしてもひとりで抱えきれなくなったら、フリーメールでも良いのでメールアドレスを記載してコメントください。
私がコメントの承認をしなければ表示される事はありません。
twitterでも連絡が取れます。
これからも天使パパのブログ!をよろしくお願いいたします。
by こうき (2015-06-05 01:05)