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NICU看護師は赤ちゃんの治療だけではなく、母親や家族の心のケアも! [出産]

先日、ある読者の方からコメントを頂きました。

その方は助産師さんのようです。

とても貴重なご意見、誠にありがとうございます!



お陰様で子どもの死という現実を、

今までとは違った視点で見ることができました。



私がブログを始めた当初は、天使パパのブログを見つけることが出来ず、

天使ママのブログばかりを読んでいました。



そんな日がしばらく続き、あることに気が付きました。

『子どもを失った人たちが、集う場所や情報を共有できる場所が少なすぎる!』



特に天使パパの情報が少なく、

『他の天使パパはどうしているのかな?』



と思う日々が続きました・・・。

その時、自分から探すのではなく、逆に見つけてもらい、

情報を共有できる環境を構築すれば、何か変わるかも知れないと考えました。



現実は天使ママとの交流の方が多いのですが、

夫(男性)である天使パパがどのように考えているのか?

気になる妻(女性)天使ママも多いのではないでしょうか・・・。



そして先日、助産師さんからのコメントを頂いた時、

真っ先に思い浮かんだのは、娘がお世話になったNICU看護師さんです。



当時の私には、気持ちの余裕などはなく、

日に日に弱っていく娘を見守ることしかできませんでした。



妻が娘に母乳を与えていた時も、

『父親って無力だな・・・。』



と思ってしまったくらいです。

私はお腹を痛めることもできず、産まれてきた娘に何もできなかったことが悔しくて、

自問自答する時間を過ごしていました。



だからこそ、娘が亡くなっても当時の気持ちだけは忘れず、

『生きたくても生きられない娘の為にも、胸を張って生きよう。』



と心に決めました。

そう思えるのは、必死で頑張っていた娘や母として支えた妻を見てきたこと、

そして、NICU看護師さんによる心のケアのお陰かも知れません。



毎日、出掛ける時や帰宅後に、仏壇と額縁に入れた娘の手形に、

『行って来ます!ただいま!』



と言っています。

その手形も、私たちが娘と帰る準備をしている合間を縫って、

知らないうちにとってくれていたのです。



紛れもなく、娘がこの世に生きた証しでもあり、

『私たちの宝物です。』



今思えば、ひとりでNICUに行っていた時、

不安で押し潰されそうだった私に対して、娘のことをたくさん話してくれました。

娘の病状だけではなく、私たちがまだ知らない表情などの仕草までも・・・。



重度の新生児仮死で産まれた娘に仕草があったとは思えませんが、

当時の私たちには希望の言葉でした。



まだ体調が悪く、娘に会いに来れない妻にはNICU看護師さんから、

娘の現状報告と心温まる言葉が書かれた手紙を渡されました。

その手紙を読んだ妻の目には、涙が溜まっていました。



NICU看護師の仕事は、治療という役割だけではなく、

母親や家族の精神的なサポートも必要不可欠なのでしょうね。



ただでさえ、自分の意思を伝えられず、

生と死の狭間にいる赤ちゃんのケアもしなければならないのですから、

そこがNICU看護師の難しさでもあり、特徴なのかも知れませんね・・・。



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舞香

初めまして☆
このブログにたどり着いたのも、
何かの縁なのかもしれませんね。
現役ナースをさせていたただいているものです。

私も21歳のとき、娘を難病で亡くしました。
必ず治って欲しいと願っていたけど
お星さまになりました。

その時は毎日毎日、娘の顔や声、
仕草が頭から離れず ただひたすら
毎日空にお祈りをしていた事を思い出して
泣いてばかりでした。

数年して、ふと思ったんですよね。
娘は、大切なものを得る喜びと
大切なものを失う悲しみを教えてくれるために、私の子供として生まれてくれた。
毎日6回も注射針を刺していたのに、
それでも笑顔をくれた。ママと呼んでくれた。ありがとう、ありがとう!!って☆

その時から娘に、感謝して生きて行こうと思いました。

天使パパさんも、私にはわからない悲しみや思いがあったと思います。
言葉になんてなりませんよね。

でも、お星さまになった子供さんは
いつもそばで見守ってくれてます!
残されたご家族の幸せを、一番に祈ってくれているのではないでしょうか(^-^)
忘れる事なんて出来ませんが、
是非お幸せになってください!

私も支えて下さった全ての人々や、
見守ってくれた全てのものに感謝して、
今を大切に生きています。

つい共感する部分があり
通りすがりなのに、長々と失礼しました…
by 舞香 (2015-02-07 03:46) 

こうき

>舞香さん、コメントありがとうございます。今の私の気持ちも舞香さんと同じ気持ちです。娘の場合、重度の新生児仮死で産まれたので、パパ〜どころか産声も聞けず、抱いてあげることも出来ませんでした。しかし、ほんの少しの時間でも父親として過ごすことができて、私は幸せでした。天使になった娘に自慢してもらえるような父親になると決めたので、これからも頑張っていこうと思っています。舞香さん、これからもよろしくお願いします!
by こうき (2015-02-07 07:46) 

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