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大切なものはいつだって、失ってから気が付く! [後悔]

友人の死!

娘が亡くなってからも、いつもと変わらない笑顔で私の前に現れる友人。
彼は彼なりの悩みがあったようですが、何があっても変わらないところが彼の良さでもありました。



私はそんな彼のことが心配で「何かチカラになれれば・・・。」と思っていましたが、行動に移す余裕はありませんでした。



それだけ、私は自分のことで精一杯でした。
今となっては、後悔しかありません・・・。



彼との出会いは中学生時代。
彼は「湘南暴走族」に出てくるようなヤンキーでした。



喧嘩っ早く、暴走族を見つけると追ってしまうような彼。
何処に逃げようとも彼から逃れることは出来ません・・・。





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彼のエピソード!

ある日、彼と友人は近所のレンタルショップに行ったそうです。
店の前には20歳前後の若者が群がり、横切る人に対して高圧的な態度を取っていました。



もちろん彼らが横切ったときも、若者たちは調子に乗っていたようですが、「若いもんは勢いがあっていいね~!笑」と彼は笑っていました。



彼らが店を出るときも同様に、若者たちは挑発してきたそうですが、その時はまだ彼は相手にしていなかったようです。



しかし、彼らが車に乗ってから発進するまでの間、若者たちは睨みつけたり挑発を繰り返していたみたいで、流石に彼はブチ切れました。



車から降りて文句を言いに行くかと思いきや、車のまま若者たちへと向かって行ったそうです・・・。



驚いた若者たちが店の中に逃げるものの、ブチ切れた彼を誰も止めることはできません。



逃げ込んだ若者を追って、車で店の中まで突っ込んだそうです。
もちろん店の自動ドアなどは大破し、警察のお世話になることに。



19万8000円!

不幸中の幸い若者たちとお客様に怪我はなく、店の自動ドアが大破するだけで済みました。



店の人も修理費用を全額負担するならば、被害届は出さないということで、修理費用19万8000円を支払い逮捕は免れました・・・。



彼は現代にはいない、昭和のヤンキーでした。
普段はヤンチャで暴れん坊でも、人一倍情深く、仲間想いの優しい人でした。



私の結婚が決まったときは、友人数人を集めてサプライズパーティを開いてくれたほどです。



そんな彼が急死しました。
詳しい理由は、今でも分かっていません・・・。



続く・・・






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