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妊娠初期の吐き気とちくちくした腹痛! [妊娠初期]

甘くない現実!

切迫流産の危機を脱出したと思いきや、新たな試練が私たちを襲う・・・。
あの日は妊娠15週に入ったばかりで、安定期まであと1~2週間だった。



妻の行動範囲はベットの上のみで、安定期に入れば、もう少し自由に身体を動かせることができる。



妻にとっては、それが楽しみだったようだ。
今は安定期までおとなしくして、お腹の赤ちゃんをしっかり守ることに専念していた。



切迫流産の危機を乗り越えたことで、出産まで何事もないと思っていた。
もし何かあるのなら、「この危機は乗り越えられなかったはずだ!」と過信していたのかも知れない・・・。



『実際、現実は甘くなかった・・・。』





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妻に新たな試練が・・・

私たち夫婦に・・・
いや、妻に新たな試練が訪れた。



私が仕事で家を空けるときは、簡単に食事ができるように準備をした。
例えば、うどんやそうめん、チキンと大根の煮物や果物など。
出来るだけ身体に負担がなく、温めるだけで済みそうな食事を選んだ。



あの日は、妊娠前から大好きだったキムチ鍋を作ることにした。
(今思えば、キムチ鍋とかあり得ない・・・。)



私の仕事中、妻はいつものようにひとりで食事を済ませた。
私も仕事から帰ると、同じキムチ鍋を食べて就寝した。



決して、キムチ鍋が悪かったわけではないと思うが、妻は激しい嘔吐と腹痛に見舞われた。(私は全く問題なかったので・・・。)



妻は仕事と家事で疲れている私に助けを求めることができず、我慢との戦いが続いた。



妊娠中なので薬をむやみに飲むこともできない。
辛くて、苦しくて、どうしようもない状況の中、妻は私に助けを求めたが、どうすることもできなかった



私の悪い癖!

私は低血圧を理由にはしたくないが、一度寝てしまうと寝起きが悪い。
ただでさえ眠気で頭がボーっとしているのに、素早い判断ができるはずもなく、そこに追い打ちをかけるように私の悪い癖が妻を苦しめた・・・。



またいつものように、「一のことを十にも百にもしているんじゃないか?」と私は思ってしまった。(妊娠中は、例えそうだとしても妻の話を聞くべきだと今は考えている。)



あくまで結果論だが、妻の言っていることは全て正しかった。
娘の死後、私はこの日について妻から責められることになる・・・。



『妻の言うとおり、全て私が悪いし、今でも反省している・・・。』



私がそんな風に妻の声に耳を傾けなかったから、一切弱音を吐くことができなかったと思う。



いよいよ我慢ができなくなった妻は、疲れている私に申し訳ないと思いながら起こすことにした。



伝わらない私の想い・・・

『すごくお腹が痛いし、気持ちが悪い・・・。』



起こされたとき、頭が全く回転せず状況が掴めなかった。
目が覚め始めると、徐々に妻の様子がいつもと違うことに気が付いた。



すぐに救急車を呼ぶ?と妻に聞いたが、
妻 『もう少し様子をみる・・・。』
(一体どうすれば・・・。)



私は、冷静に頭をフル回転させた。
まずは、産婦人科に連絡して聞くことにした。
個人産院だったので、深夜応対をしてもらえるのか不安だった。



妻に起こされたとき、きっと私の態度は悪かったと思う。
でも、その後の対応は夫として恥ずかしい態度はしていないし、ベストな選択ができるように考え行動した。



恩着せがましいし、わざわざ言うことではないので妻には言っていないが、この時のことは、かなり根に持っているようだ・・・。



信頼を損なう病院側の対応!

看護師 『〇〇病院です!』

私 『妻が激しい嘔吐と腹痛に苦しんでいます!』


看護師 『えっ!どういうことですか?』

私 『ですから、嘔吐と腹痛に苦しんでますけど、妊娠と関係ありますか?』


看護師 『ちょっと分からないですね・・・。』

私 『分からない?じゃ、どうすれば良いんですか?』

看護師 『ちょ、ちょっと待ってください・・・。』



私は、このルーズな病院の応対に憤りを覚えたことはもちろんだが、看護師の怠慢な態度が許せなかった。



病院側の回答は?

看護師 『少し様子を見て、変わらなければ病院に来て下さい!』



私は、その病院の応対に飽きれ電話を切った。
もし病院側から、深刻な話をされたら妻は不安になると思い、隣の部屋から電話をかけていた。



すぐに寝室に戻り、妻に報告した。
しかし、うなずくばかりで返事がない・・・。



もう一度、救急車を呼ぶか確認をすると、
『お願い、もうダメ。救急車呼んで!!!』



続く・・・






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