子どもの頃の夢! [幼少期]
子どもの頃の夢!
私の子どもの頃の夢は・・・、
『温かい家族を築くこと!』
普通の子どもなら、消防士や警察官、保母さんやアイドルなど・・・
きっと、そう答えたでしょうね!
しかし、私は違いました。
その理由は極めて単純です・・・。
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その理由とは?
幼くして家族を失ったからです!
私の両親は、共に再婚同士でした。
父には娘が二人、母には息子が二人。
私の義理の兄弟になりますね!
姉とは一度も会ったことはありませんが、兄とは子どもの頃から強い絆で結ばれています。
私が幼い頃、両親は喧嘩ばかりの毎日でした。
まだ幼かったので、喧嘩の理由は分かりませんでしたが、今思えば、恐らく借金があったと思います。
そして、両親が大喧嘩した夜は必ずと言っていいほど・・・
まだ幼い私には、ただの話声だと思っていましたが・・・
あれは・・・
しかし、子どもの私にはそんなことも分かるはずもなく、
『うるさい、眠れない!』
といつも文句を言っていたのを、今でもはっきりと憶えています。
もしもあの時、両親の邪魔をしていなければ、私にも弟か妹がいたのかも知れません。
エスカレートする夫婦ゲンカ!
両親が喧嘩した時は、私は隣の部屋でいつもおとなしくしており、幼いながらも日に日にエスカレートする夫婦ケンカに危機感を抱いていました。
どちらかと言えばいつも母が優勢で、最後は父が折れるというパターンでしたが、この頃にはその方程式も通らなくなっていたのです。
あの日のことは、一生忘れません!
今でも鮮明に覚えています。
炎に包まれた母のことを・・・。
あの日は、いつもと同じような喧嘩ではありませんでした。
母の怒りが収まらず、父は車で逃げようとしていました。
父は一度家から離れて、母が冷静になってから話し合おうと思ったのでしょう!
その光景を、私は部屋の中から覗いていました。
しかし母は、そんな父を逃がすもんかと車のワイパーやサイドミラーを引っ張ります。
車を壊されると思った父は諦め、家の中に戻ってきました。
母も父を追うように家の中に戻ってきましたが、家に入る前に物置から灯油タンクを持ち出します!
父と母が喧嘩している様子を、私には見せたくなかったのでしょう。
居間から離れている奥の部屋で、喧嘩の続きを始めました。
私は終始、
『もうやめて~、仲直りして~、お願いだから~。』
と泣きじゃくりながら、両親のいる隣の部屋に叫んでいました・・・。
数分後、隣の部屋の扉が開き、
『もう喧嘩しないから、もう少し居間でおとなしくしてね!』
と母に言われ、微かに聞こえる笑い声に私は安心しました。
この後、あんな恐ろしい光景を目の当たりにするとは知らず・・・
続く…
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2014-01-12 01:53
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