愛娘の死後を振り返り感じたこと! [夫婦仲]
身体の異変!
愛娘の死後、私はどんな音に対しても不快に感じた。
・ドアを閉める音
・歩く音
・好きな音楽まで
この原因は言うまでもなく、愛娘を失ったことにより、心と身体に大きな負担がかかる状況に追い込まれたから。その結果、ストレスが溜まり「聴覚過敏」となった・・・。
本当に調子が悪いときは、耳鳴りや頭痛、肩こりや手足の痺れから立つこともできない。当初は脳梗塞などの病気だと思っていたが、医師の話では、20~30代で脳梗塞が発症する確率は低いらしい。
しかし・・・、
『身体はこんなに悲鳴をあげているのに正常なはずはない!』
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自律神経の乱れ?
私が不安な表情をしていると、「心身に過度なストレスがかかると自律神経が乱れ、身体に不調を引き起こすことから、原因は自律神経の乱れではないか?」と言われた。
改善策としては、軽い運動をしたり、天気のいい日に近くの公園などを散歩し太陽の光を浴びること、何よりストレスを溜めない生活を送ることだった。当時、本当にどうにかしないと命が危ないと思ったが、私に生きる気力は残されていなかった。
子どもとの死別によって・・・
愛娘の死後5年が経過し、当時を振返り感じることは、子どもの死は体験した人にしか絶対に分からないと言い切れるほど、今後の人生を大きく左右する重大な問題。
家族や友人の支えも生きる活力にはなるけど、やっぱり一番は「夫婦がお互いを思いやる気持ちが大事!」
このブログを開設してから、もうすぐ3年。
たくさんの人と交流をして感じたことは、「子どもの死後、夫婦関係が崩れるケースが多いこと。」
これまで読者の方々と情報交換をしたことで、現状を打開したいと考え行動しているのは女性の方が圧倒的に多いと感じている。その為、天使ママから間接的に天使パパの考え方を聞くケースが多く、男性との考え方の違いに悩む天使ママも多いことが分かった。
どこまで本音で話をしているのか分からないけど、もしも夫婦間で本音トークをしたら、この時期の夫婦関係は簡単に崩壊すると思う。
やっぱり自分の苦しみを理解して欲しい、共有したい相手が夫もしくは妻なのに、分かり合えないと深い心の傷となる。
でも、この時期は冒頭に書いたとおり、心身共にボロボロになっているので、生きる為に必要最低限のことしか出来ない・・・。
夫婦と言えども・・・
男性の場合、早ければ僅か一週間くらいで職場復帰し、業種や社内の立場によっては、想像以上に厳しい状況に置かれることもある。
例えば、営業職や接客業なら笑顔でいなければならないし、部下がいる人なら甘えてばかりもいられない。
子どもを失う苦しみは、年齢とか男だからとか全く関係ない。外に出れば、会いたくない友人・知人と会うこともある。一日中気が張った状態で、やっと自分らしく落ち着ける場所が自宅。
夫も夫なりに妻を心配し、帰ったら寄り添ってあげたい一心で早く帰路に就くものの、自宅に帰ると一日溜め込んだ疲れが押し寄せ、無気力で何も考えたくない日もある。
一日中、ひとりで辛く悲しい思いをしていた妻にとっては、「帰って来たのどうして?」と思うことが度々あるのかも知れないけど、夫も夫なりに妻の見えないところで闘い苦しんでいる。
そんな夫の異変に気が付いた妻は「何で話してくれないの?」と思うかも知れないけど、「これ以上、妻に苦しんで欲しくない!」という想いから、夫は自分の苦悩を語れない。
そのことを悟られるのが怖くて、本心ではない一言を放ってしまい裏目に出ることもあるけど、全てを鵜呑みにせず、夫婦で力を合わせて前進して欲しいと思っている・・・。
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2016-11-30 00:34
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