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子どもの死を経験して感じていたこと。天使パパのブログ! [人間関係]

今月の31日、愛娘の命日です。

長いようで早かった4年間・・・。



ブログを開設したばかりの時は、この試練を乗り越える為には・・・

と語ることが多かったと思います。

『それじゃ、今はどうなんですか?』



と聞かれたら、何て答えて良いか分かりません。

当時を振り返ると想像を絶する悲しみや苦しみ、

孤独感と突然襲って来る恐怖感から逃げ出したいと思うことがありました。



ただただ毎日が苦痛で、何をしても、

『何で娘を救えなかったのだろう・・・。』



と後悔が頭から離れることはありませんでした。

時間が経ち少しだけ笑顔になれる瞬間があっても、

気が付いたら真顔になっていたり、心の休まる場所は娘の仏壇の前だけでした。



行き場のない苦しみを誰かにぶつけてはいけないと思い、

人との距離を置こうと思っていました・・・。



そんな中、興味本位で娘に何があったのか?探る人だったり、

例え兄弟でも、妻や娘を侮辱するようなことがあったら、

私は全力で反論しました。

『人生で一番、兄弟喧嘩が多い4年だったと思います。』



もしかしたら、私は妻や娘を守っていたのと同時に、

やり場のない感情もぶつけていたのかも知れませんね・・・。



兄は厳しい言葉を言い放ちながらも、私のそういう気持ちを受け止めてくれました。

私は優しい言葉だけが、優しさではないと思っています。



特に家族は厳しい一言を言っても、

後々フォローが出来るからこそ、時には厳しいことを言って来ます。



兄に何度か言われました。

『悲しみを人と比べるな!』



子どもを亡くしたお前らが一番辛いのは分かる。

でも、孫を亡くした義父母や姪を亡くした俺らだって、同じくらい悲しいんだぞ!

『全くその通りです!』



私は最初から悲しみを比べるつもりなどありませんでした。

特に家族以外の人には、

最初から理解してもらおうとも、理解出来るとは思っていません・・・。



だからこそ、友人たちには自分の気持ちに余裕が生まれ、

落ち着いた時に娘の報告をしようと思っていました・・・。



それでも一部の心ない人には、

私たちの気持ちを考慮せず、何があったのか詮索するような人もいました。

『私たちは、ただそっとしておいて欲しかっただけです。』



そして、私たちが思うような反応を示さなければ、一方的な言い訳をされ、

私たちがまるで八当たりをしているかのような状況に仕立てあげます・・・。



本当の優しさとは、自分の考えていることを相手にしてあげるのではなく、

相手が求めていることをしてあげることではないでしょうか?



本当はもう少し、当時のことを記事にする予定でしたが、

大変興味深いコメントをいただいたので、後日続きを書きたいと思います。



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コメント 8

くーすけ

こんにちは。
はしめまして。
私は子どもを亡くした母親です。
物凄い喪失感と悲しみに2ヶ月過ぎた今でももがき苦しんでいます。
私の子どもをは重い障害を持っており、生まれても数ヶ月の苦しみの後に死が待っているような状態でした。
夫婦で話し合い、子供が1番苦しまない方法を選択せざるを得ませんでした。
悩み抜いて出した答えでした。
こんな残酷な現実があるの?どーして私達なの?
と、今でも思います。
神はなんて無慈悲なんだろうと…


by くーすけ (2015-10-24 10:30) 

こうき

>くーすけさん、コメントありがとうございます!
そのお気持ち凄く分かります。
私の娘も例え命が助かったとしても、必ず障害が残ると医師に言われました。
もしかしたら、目を覚ますことさえ、ないかも知れないと厳しい宣告をされましたが、当時の私たちは何があっても支えるから生きて欲しいと思っていました。
でも、その気持ちと同じくらい娘に苦しい思いをさせたくないという気持ちがありました。
また、例えどちらの結果になったとしても、せめて妻が娘に会いに来れるようになるまでは生きて欲しい。という気持ちがあり、目の前で苦しむ娘に『がんばろうね!』って必死に話をしていたことを鮮明に憶えています。
今思えば、あんな小さな我が子に無理をさせていたんだな…と思います。
私はたった5日でも全力で生きた娘を誇りに思います。



by こうき (2015-10-24 13:29) 

うに

初めまして。
私も2011年の7月。
誕生死を経験しました。
9月産まれの予定が、7月産まれ。
早期胎盤剥離でした。
やっぱり、後悔ばかり。
悲しみは比べ物にはなりませんが、ちくりちくりと嫌味は言われてます。
親戚や知人の出産ラッシュの中。
根掘り葉掘り聞かれたり、うちに通いつめようとする知人。
おまけに、ごはん食べないの?=出しなさいという意味。
追い返す力もなかったのですが、もう入れる力もなくなってましたね。
やはりどこに行っても、お子さんは?と聞かれます。
事情を話しても、早く産まなきゃ、次があるという人の多いこと。
未だに悲しくなります。
by うに (2015-10-24 14:27) 

りんご

こんにちは。
天使パパさんの娘さんが、この世から旅立って4年になろうとしているんですね。
本当に、ずっとブログを拝見させて頂いてますが、天使パパさんは本当に前向きで、家族想いで、読んでいると私も、いつの日かは息子の死を、受け入れて、乗り越えれる時がくるのかもしれないという光が、少し見えたような気がしました。
今は、まだ1年足らずでなかなか現実を受け入れることができないし、まだ信じられません。
毎日が、息苦しくて、私もずっと守ってあげれなかったこと、助けてあげれなったことを息子に詫びては、涙してしまいます。

そんな私を支えてくれるのは、やはり家族と数人の友人だけです。
天使パパさんと同様、興味本位だけで心ない友人だった人達は直様離れていき、本当に人の痛みがわかる友人だけが、今も私の側に寄り添ってくれています。
人は、何か不幸や、悲しい出来事がある時に、人の本性がでてくるし、人の価値が分かります。
私も、色んな人を見せられた気がしました。
実際、そういう人達には会いたいとも思わないし、あまり外出したくありません。
長々と、コメントしてしまいすいませんでした。
天使パパさんの、生き方は素敵です。
応援しています。
by りんご (2015-10-25 23:21) 

こうき

>うにさん、コメントありがとうございます。
子どもを亡くしたことのない人は必ずこう言います。
『次があるから!』
悪気がないのは分かるのですが、次はありません!
その子はその子じゃないですか。
大切な子の存在を否定されたみたいで悲しくなりますね。
私もよく『お子さんは?』と聞かれる時期がありました。
ちょっとした知合いなら『いないです・・・。』
と答えた方が楽だと思うこともありましたが、私は正直に答えました。
私が娘を否定しているみたいで嫌だったからです。
寧ろ、あんなに頑張ってくれた娘を尊敬しています。
自分の気持ちをうまくコントロールしながらお互い頑張りましょう。
理解してくれる人は必ずいます。




by こうき (2015-10-26 21:34) 

こうき

>りんごさん、コメントありがとうございます。
4年経った今でも私は悲しくなりますし、この時期になると特に当時のことを思い出して考え込んでしまいます。

実際、私も乗り越えたのかは分かりませんが、娘の三回忌を終えた頃から気持ちに変化がありました。
自分の中である程度は決めていたんだと思います。
三回忌まではとことん悲しむ。
でも、三回忌が終わったら前を向いて歩いて行こう!って。
天使パパのブログ!もその頃始めようと考えました。

また、娘の死後、人間関係も大きく変わりました。
私もりんごさん同様、家族と数人の友人しかいません。
でも、みんな素晴らしい人ばかりです。
人間不信になりかけていた私を救ってくれました。
そして、その友人たちと深く付き合うようになってから、
自分の成長も感じています。

今はこの4年間私を支えてくれた友人、そして家族の為にも前向きに頑張っていこうと思っています。

友人の人数が多ければ良いわけではありません。
合わない友人と無理に付き合う必要はないと思います。

りんごさん、いつでもコメントくださいね。
私もりんごさんを応援しています!


by こうき (2015-10-26 22:30) 

くーすけ

こうきさん、返信本当にありがとうございます。
こうきさんも奥様も、どれだけ苦しまれたことでしょう。読みながら涙が溢れてきました。
自分の子供を失うことが、どれだけ辛く残酷なことか…
でも、こうきさんの娘さんはこの世に誕生し短い間でも、必死で生き抜いた素晴らしい命だったと思います。
両親の深い愛情を感じ、きっと娘さんにとっても幸せな時間だったと思います。
私は、お腹の赤ちゃんに障害があると医師から言われ、更に『あなたの年齢的に今回は諦めて次にいかれたほうがいいと思います』
と言われました。
次って何?
そんな簡単にモノみたいに言わないでって、とても悲しくなりました。
医師にとって、障害がある赤ちゃんは人ではないの?
って、本当にショックを受けました。
慣れって、こんな残酷な言い方になってしまうのでしょうか…
今は部屋に引きこもることが多いのですが、たまに買い物に行く度に、赤ちゃん連れの家族が羨ましくてその場で泣きそうになります。
私も、あーなれるはずだったのに…
この傷が癒える日はくるのかな……
でも傷が癒えたら、息子を忘れてしまったことにならないか怖くなります。
今は、生きていることが辛いです。
前を向かなければと思うのですが、夜になると息子を思い出し涙が出ます。
すみません、長々と書いてしまいました。
まだ息子を失い、日が浅く気持ちに整理がついていないです。




by くーすけ (2015-10-27 21:52) 

こうき

>くーすけさん、コメントありがとうございます。
私も娘が入院中、医師に対して疑問を抱いた事があります。
NICUの設備は限られているし、医師も不足している事から助かる可能性が低い命は見切られるのではないか?と不安でした。
だから私は自宅に帰ってから天使ママさんのブログや娘の症例の論文などを徹底的に調べ、医師に対して何でも質問しました。
私たちも努力する事で、医師も粘ってくれるのではないか?
また、知らないと思って隠している事があったら、隠し通せないと思わせた方が油断をしないのではないか?と考えたのです。
奇跡って、あと一歩の努力から生まれると思いませんか?
私は奇跡を心から信じていました。
結果、娘は天使になりましたが、あの時、諦めないで良かったと思っています。
私は次があるとは言われませんでしたが、今後の医学の発展の為に解剖をしたいと医師に言われ、悲しい気持ちになりました。
医学の発展の為に娘は産まれたわけじゃない・・・。
医師も辛かったと思いますが、だからと言ってなかなか受入れる事はできない一言ですね。

実は昨日娘の誕生日で、妊娠中によく出掛けていたデパートに行きました。
たくさんの思い出が詰まったデパートです。
娘の誕生日プレゼントを買う為に行きましたが、案の定、たくさんの妊婦さんや小さなお子さんを連れた家族がいました。
そのデパートにはベビザラスやアカチャンホンポがあるんです。
娘の死後も何回か足を運んだのですが、もう子どもを見る事も幸せそうにしている家族を見る事もできませんでした・・・。
でも、昨日は違いました。
あまり良い思いはしませんでしたが、以前よりは温かい気持ちで見れました。
最近、私も怖くなるんです・・・。
傷が癒えると言うより、悲しみに慣れてしまうのではないかと・・・。
心がいつか崩壊し感情が無くなってしまうのではないかと・・・。
すごく自分が怖いです・・・。

くーすけさんの気持ちは痛いほど分かります。
くーすけさん、遠慮せず、いつでもコメントください。


by こうき (2015-10-28 01:15) 

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