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子どもの死は父親より母親の喪失感が上回る? [別れ]

再三、人の悲しみを比べるのは良くないと言っておりますが、

今回の記事も・・・、

『子どもの死は父親より母親の喪失感が上回るらしい・・・。』





父親の意見として、そんなことはないと思うかも知れませんが、

グリーフケアの専門員がこのように言っていました。



子どもの死は夫婦にとって、今後の人生を大きく左右する問題であり、

向き合い方ひとつで人生の絶頂期を迎えるか、転落人生となるか決まります。



子どもの死は想像を絶する喪失感と死への恐怖により、

前向きに考えることが出来なくなるケースが多く、

早期の心のケアが必要だと感じています。



一番の理想としては、夫婦や家族が支え合い、

子どもの死を受け入れ乗り越えることです。



しかし、身近な家族だからこそ・・・、

『どうして家族なのに、自分のことを理解してくれないんだ!』



と激しい怒りが湧き、やがて愛情が敵意や憎しみへと変わり、

やり場のない感情をぶつけるようになります。



特に母親は父親にはない母性本能(女性ホルモン)によって、

子どもへの思いが遺伝子レベルでインプットされているので、

そういった感情のズレが夫婦生活に影響を及ぼすようです。



ですから、子どもの死に対する受け止め方が父親と母親では異なるケースが多く、

この喪失感は、時間が解決してくれる問題だと軽視しすぎると、

『最悪の場合、夫婦関係が破綻します。』



この話を聞くと・・・、

『一刻も早く母親をカウンセリングに連れて行かないと・・・。』



と思うかも知れませんが、

カウンセリングが必要なのは、実は父親の方らしいのです。



カウンセリングにより父親が子どもを失う母親の気持ちを理解し、

相手に寄り添い、心地よい環境作りをしなければならないそうです。



昨年、札幌近郊で子どもの死のグリーフケアを受けられる団体を探しましたが、

なかなか見つけることができませんでした・・・。



数ヶ月に一度、天使ママが集まる集いはあるようですが、

今日明日話を聞いて欲しいと思っても、なかなか難しいのが現状です。



札幌市では自死遺族支援やこころの窓口はあるものの、

子どもの死に対しての相談は専門外の為、対応に困っている様子でした。



それでも、何かの力になりたいと思ってくれたのか、

親身に話を聞いてくれたり、アドバイスをしてくれました。



しかし、大切な家族や友人が自死で亡くなるケースと子どもの死の問題は異なる為、

心に響くアドバイスはありませんでした。



唯一収穫があったのは、市町村の保険センターであれば、

女性の職員も多いので、もう少し力になれるのでは?とのことでした。



結局、子どもの死に対して相談する場所が圧倒的に少なく、

個人で情報を得るには限界がある為、苦しんでいる天使パパママが多いです。



また、私事ですが同じ経験をしていない人に意見を言われても、

素直に話を聞けず、綺麗事だと思ってしまいます・・・。



そう考えると今はブログなどを通じて、

個人レベルで情報を発信するしかないのでしょうか?



私はブログの紹介文に書いてあるように、

好きで天使パパになったわけではありません・・・。



だけど、天使パパの気持ちは天使パパになった人にしか分からず、

いつまでも悲観的ではなく、その経験を誰かの為に使いたいですね。



確かに母親は命を懸けて出産するわけですから、

父親にはない感情があるのはごく自然のことです。



でも、父親は母親に敵わないかも知れませんが、

子どもや妻の一番の理解者だということを忘れないで欲しいです・・・。



決して、敵ではありません・・・。

一番の味方です・・・。



ですから、例えご主人が自分の思っているようにできなくても、

理解をしてあげて欲しいです。



きっと・・・、

『ご主人も奥様のことを理解しようと必死のはずですから!』





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