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どうして人は自分の悲しさ、悲しみを比べようとするのだろうか?【前編】 [別れ]

はじめに今回の記事は、少しシビアなお話になるので、

予めご理解頂ければと思い、お伝えしておきます。



賛否両論があると思いますが、私個人の見解ですので、

最後まで、温かい気持ちでご覧いただけると幸いです。

それでは、本題に入ります。



タイトルにあるとおり、

『どうして人は自分の悲しさ、悲しみを比べようとするのだろうか?』



何故?このように思ったのか・・・。

それは、同時期に二人の女性から同じような話をされたからです。



一人目は、子どもを亡くした女性。

二人目は、親を病気で亡くした女性です。



まずは、一人目の子どもを亡くした女性のお話です。

『人が亡くなるには順番がある・・・。
   しかも、産まれて間もない子どもを亡くした母親は誰よりも辛い!』



私も以前記事にしましたが、

理想は祖父母 ⇒ 両親 ⇒ 自分 ⇒ 子ども ⇒ 孫の順で逝くべきだと思います。



本来、守ってあげなければならない我が子を救う事が出来ず、

亡くしてしまうわけですから、辛いのは分かります。

『私も子どもの死を経験しています!』



しかし、わざわざ口に出して、

『子どもを亡くした母親が、誰よりも辛い!』



と主張しなくても良いのでは?と思います。

確かに、母親はお腹の中で10ヶ月育てています。



女性は妊娠した時に母親となり、

男性は産まれて我が子を抱いた時に、父親になるという話があります。

ですから、女性の言い分も理解できます。



しかし、そもそも子どもをひとりで育てているのでしょうか?

夫や両親など、家族のサポートもあるはずです。



また、子どもを亡くした時の悲しさ、悲しみそのモノを人と比べるのは、

間違いなのではないでしょうか?



人それぞれ悲しみ方も違えば、悲しさを紛らわす方法も違います。

子どもを亡くした親からすれば、

『どうして私たちの子どもが・・・。』



と思い、孫を亡くした祖父母からすれば、

『どうして私たちの孫が、娘(息子)が何をしたと言うんだ…。』



となり、立場によっては悲しさ、悲しみの向き合い方が違うと思います。

夫の立場から考えても、

『どうして私たちの子どもが・・・、今は妻を支えないと・・・。』



ですから、悲しさ悲しみを比較する事はできませんし、

勝負事ではないので、やってはいけない行為だと私は考えています。

例え立場が違っても、その人の中では凄く悲しいはずです。



自分の心に余裕がないと、どうしても誰かに当たりたくなりますが、

人の心の痛みや悲しさ、悲しみは本人しか分からない事ですから、

人と比べたり、否定をしないで欲しいと思います・・・。



でも、誤解はしないで欲しいです。

私は、命懸けで子どもを出産する女性を尊敬しています。



男の私には出産の痛みは分かりませんし、

妊娠中の10ヶ月が女性にとって、どれだけ大変な事なのか?



体調不良や体が重くなるにつれて不自由となり、ストレスも溜まると思います。

私が娘と出会えたのも、妻が命懸けで出産してくれたからです。

ホント、男性は女性にもっと感謝するべきですね・・・。



だからと言って、自分の主観で家族や友人に当たったり、

現実逃避をする事は、親としてもひとりの人間としても失格だと思います。



少し長くなったので、ここでブレイクタイムとしましょう!

二人目のお話は、次回にします。

続く・・・



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コメント 2

でお

立場が違えど悲しみは人それぞれ感じているものですよね。
私も悲しみは人と比べるものではないと思います。

一ヶ月検診の時に、看護師さんと話す時間があり、その時
「お母さんは周りから、大丈夫?とか心配してもらえる。けど、ご主人はお母さんを支えなければ!しっかりしなければ!と思ってしまって悲しみをあまり表に出さないことが多いよ。」と言われたのを思い出しました。

悲しみには誰が一番辛いとかはないですね。
by でお (2015-01-22 12:55) 

こうき

>でおさん、コメントありがとうございます。
共感していただけるご意見、大変嬉しいです。
でおさんのエピソードよく分かりますね。私もそんな一面があります。
妻は一緒に泣いて欲しかったみたいですが、私はしっかり妻を支えなければ!と思ってしまい、誰もいない場所でひとり泣いていました。
素直に感情を表に出すことも、大切な事かも知れませんね。
by こうき (2015-01-23 01:56) 

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